担降りのはなし
私が藤井流星くんを知ったのは5年前のこの時期です。
2013年。関西ジャニーズJr.が大きな変革期を迎えることになったこの年に私は藤井流星くんのファンになりました。
その頃藤井流星くんは、関西ジャニーズJr.の7WESTとして活動していました。
きっかけは何かのYouTubeを見たんだと思います。一目惚れでした。
藤井流星くんはとにかく顔が美しくて、キラキラしてて、好きだっ!って。本能が叫びました。
流星くんの美貌、スラッとしたスタイル。低めの声。天然なところ。意外と男らしくてしっかりした考えを持っているところ。自分の力で色んなものを引き寄せていくところ。全部全部、魅力的で大好きになりました。
それからは楽しかった事しかなかったです。
Twitterを始めたのも関西担になってからだったなぁ。
2013年は全国ツアーを始め、少年倶楽部でコーナーができたり、個人での仕事もたくさんあったりと関西ジャニーズJr.が飛ぶ鳥を落とす勢いの年でした。
ど新規だったけど、そうやってどんどん勢い付いて行く彼らを見ているのが楽しくて楽しくて。追い風に乗るってこういう事なんだなぁって思いました。
流星くんにミスパイロットという全国ネットのドラマが決まったのもこの年でしたねぇ。
毎週テレビの前に正座して、手汗をかきながらドキドキして観てました。
ゴールデンのドラマに主要キャラで映る流星くんを毎週観られる喜び…今でも忘れられません。
冗談抜きで、本当に楽しかった。関西ジャニーズJr.って最高だなって、最強だなって。
私は地方の中学生で現場にも行けなかったけど、それでもあの一体感といいますか、関西担というコミュニティの結束力は独特で強固なもので、関西ジャニーズJr.の一枚岩感と相まって、本当に楽しかったんです。
その次の年、流星くんはジャニーズWESTとしてデビューしました。
2013/2014のカウコンは衝撃的だったなぁ。世界が真っ白になって、時間が止まって。
その後のあけおめコンが初現場だったけど、ライブであんなに泣いたのはあれが最初で最後だと思います。
そして7人でデビューが決まったあの日のTL程、涙と喜びが溢れたTLは未だかつて見ていません。
懐かしいなぁ。
初めてMステに出た日。初めて流星くんの写真の載ったCDを手にした日。デビュー記念公演の松竹でええじゃないかを聞いた日。初めて夏や年末の大型歌番組に呼ばれた日。
あぁ、キリがないや。
確実に私の青春の1ページで、毎日本当に楽しかった。
藤井流星くんを、関西ジャニーズJr.を、ジャニーズWESTを、好きになれてよかった。
貴方に費やした時間とお金を後悔したことはないです。
だけど、私は藤井流星担を降ります。
今回のツアーに入ったのですが、ツアーを重ねるごとに素直に楽しめていない自分がいることに気付きました。
ライブ終わった後も「楽しかった」って素直に笑えなくなってしまった。
流星くんを見ても「かっこいいな」以外の感想が出てこなくなってしまった。沸かなくなりました。
昔のように、心の底からジャニーズWESTのライブを心待ちにできなくなってしまった。
あの頃のきらめきを超えられないのです。
あの頃のときめきをもう、感じられないのです。
流星くんは前に進んでいくけれど、私はあの頃のまま、時が止まってしまいました。
盲目に貴方のことを考えられなくなってしまいました。
デビューすると、できることが増えていって、それが当たり前になるとだんだん欲張りになっていきました。
だんだんと本人達のやりたいことと、私の見たいものの解釈がズレていっていました。
それでも流星くんを、ジャニーズWESTを好きだって、言い聞かせていました。好きじゃないといけないって、言い聞かせて。そんな自分が嫌になりました。
正直最近の私のモチベは「ここまで応援して来たのにここで辞めていいのか」という未練だけでした。
オタクをするには不健康な心理状態になってしまいました。
だから、降ります。
あの頃の私は、ずっとジャニーズWESTを応援していくんだと。
当たり前に私の未来にはジャニーズWESTがいるんだと。
信じて疑わなかったなぁ。
まさかこんなブログを書く日が来るとは。
私の中のジャニーズWESTは、藤井流星くんは、幕を閉じました。
今日から私は、M!LKと超特急だけのオタクになります。
切ないけど。寂しいけど。
さようなら。
楽しい時間を、沢山の思い出とトキメキを、
本当にありがとう。